アメリカで結婚したら相手が詐欺師。自己破産した話2

私は2018年1月18日にアメリカのロサンゼルスで自己破産しました。泣

ある日突然、全く身に覚えのない請求書達が私の元に届くようになり、カード会社から毎日電話が来るようになる。

私は自分が知らない間に借金まみれになっていました。

誰も詐欺被害などに合わないように。

詐欺師とはどんなものなのか、どれほどゴミのような生き物なのか。

でもそれと同時に、私を信用してくれた人達がいたこと。最後まで支えてくれていた人達。

数年たった今でもモヤモヤしている気持ちを、ゆっくりゆっくりまとめて行きたいなと思い、ブログに残すことにしました。

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結婚

私と詐欺師(これ以下D)は2016年6月にラスベガスにて結婚。

 

ラスベガスと言えば、ブラッドピットとジョージクルーニーの映画「オーシャンズ11」の舞台でもありましたギャンブルの街として有名ですが、実は結婚ビジネスでも有名。

理由としては、他州に比べると手続きが簡単(日本の方が紙切れ一枚なので簡単)。

血液検査や一定の待機時間を求められる州もある中、ラスベガスでは『したいときにいつでも』結婚することが可能。

ドラマや映画でもよく目にします。

 

例*

大人気ドラマ「フレンズ」で、泥酔したレイチェルとロスがラスベガスで結婚

映画「ベガスの恋に勝つルール」で泥酔したアシュトン・カッチャーとキャメロン・ディアスがラスベガスで結婚

泥酔したブリトニー・スピアーズと幼馴染がラスベガスで結婚

 

マックのドライブスルーみたいな感じで車に乗ったまま結婚式。なんてのもあり。

ちょっと遊び感覚での結婚式で人気みたい。

普通のジーパン&Tシャツ&スニーカーなんてカップルも見かけました。

 

 

話はズレましたが、、私の場合はDがとにかく結婚を急いでいて、結婚するってなったら「ではもう、今週末にでも・・・」という感じで突如ラスベガスへ向かう感じに。

新居や引っ越しやら、両親にどうのこうの等、すべての話は後回し。

各々の手続きはDが時期を見計らって支持をするので、その都度私が行動すればいい。とにかくDの支持なしに何もするな。って感じでした。

これらの非常識を何でもないことの様に、優しくサラッと言いました。

 

Dは詐欺師なので、嘘が上手い。

その当時の私はDをスゴイ人だと疑わなかったので、その通りにするのがベストであると信じていました。。。

 

私はロサンゼルスに住んでいたので、車で4時間くらいかけて。サンディエゴ住在のDは飛行機でラスベガスへ。

そして宿泊先で待ち合わせ。

 

その日はDが持参した結婚に必要な書類に内容を書き込み、市役所みたいなところに出向き、結婚許可書を申請。すぐに発行されます。

次の日、証人としてDの友達カップルが来てくれていて、沢山あるチャペルのうちの一つにて、いとも簡単な結婚式を挙げました。

これで法律上は夫婦(ゲ~最悪~💦x><x💦 過去に戻って引き止めたい)

 

 

離婚

私とDは2017年3月に離婚することに同意。

 

原因はDが(もちろん)お金がらみで起こした問題のため。(それ以外にも盛沢山。Dはまず人間ではない)

 

Dが上から目線で「もう離婚だ!」とテキストしてきたことに「離婚しましょう」と私が返信。

予想外の展開にDが焦り、

 

D「それで良いんだな?」

私「それが一番良い」

D「それが良いんだな?」

私「ハイ」

D「本当に良いんだな?」

私「ハイ」

 

という感じでDの未練タラタラ感が面白かった。笑

 

そして、実に短いDとの結婚生活。イヤ、長いか。。。

 

これから少しずつブログに書いていくつもりですが、Dは人間の皮をかぶった悪魔です。

本当にこんな人間がいるんだなあ~。。。。。って絶句。

どういう風に育てられたら、あんな風に出来上がるんだろうか?

何かがキッカケでああなったのか?生まれたときからなのか?

本当に不思議。

 

今思うと何でもっと早く、さっさと終わりにする方向に持って行かなかったのだろう?と。

何度も何度も嘘をつかれていたのだから、こんなに被害が大きくなる前に防げていたはずなのに。。

と、思い出したくないけど、今でも頻繁に思い出します。

 

この2017年3月の時点では離婚に同意しただけなので、まだ離婚の手続きはしていません。

実際に離婚の手続きを始めるのは5月ごろだったと思います。

 

とある弁護士さんに離婚の相談をメールで送ったことで、私の苦しみを少しずつ緩めていってくれました。

口調は強く、厳しいですが、とても信頼できる素晴らしい敏腕弁護士さんです。

 

アメリカ市民だからと、アメリカ住在ながらも外国人である私を弱者だと決めつけ、意味の分からない主張を繰り返し、常に上から罵り馬頭を浴びせ、何かにつけて私を脅していたD

 

自分の気に入らないことがあれば、まるで全てを理解し把握しているかのように、たいして知りもしないアメリカの法律の知識を、外国人の私に脅迫するように持論を並べ続けたD

 

他人には常に自分は金持ちだと強調し、お金で人を釣らなければならないほど自分に自信の無いD。

 

そのためのお金が必要でもお金の管理能力が無いために、(Dによれば無能なはずの)外国人の私にお金をせがみ続けたD

 

D曰く、外国人がアメリカで生活しようとお金を所持することは違法なのだとか。。。(バカすぎる)そして、そんな外国人を守ってあげようなんてする弁護士は存在しない!らしい。。。

 

だから私にアメリカで法的に離婚するのは無理であり、不法滞在だけが私の唯一の残された道だ!って顔を真っ赤にしながら何度も何度も怒り狂ってたなぁ。

 

何回も考えてもDの持論は筋が通ってなくておかしいのだけど、怒り散らせば何でも自分の思い通りになる。って思っていたのだろうと。

 

私の髪の毛引っ張って、背中を何回も何回も叩きながら、「不法滞在になれ!不法滞在になれ!」って怒ったそぶりを見せてました。。。ある意味演技派。笑

 

もう本当に嫌で嫌で仕方ない毎日でした。

 

そんなありえない持論展開に自信たっぷりなDを、いとも簡単に黙らせてくれた敏腕弁護士

 

「Dは何にも法律知らないですよ!」ってDに怯えていた私に言ってくれました。

「法律のプロに法律で対抗してきたので、一言ガツンとかましたら大人しくなりました笑」って報告してくれた時は嬉しかったです。喜

 

Dとの離婚を決意してから行動に起こすまでに時間がかかってしまったのは、次々と身に覚えのない未払いの請求書が私の元に届くようになってしまったから。

すでに所持金全部をDに盗まれ、スッカラカンの私には弁護士に相談という選択をしばらくすることは出来ませんでした。

当時は銀行口座も潰され、スマホ代もDに使い込まれ支払いが滞納していたほど。もちろん家賃も滞納しました(Dとは一緒に住むことはなかったので私の家賃です)。

 

離婚にも弁護士にもお金はかかるのです。

 

 

終わりに

この話は「私が自己破産をした」という事実より、「私が自己破産せざるを得なくなってしまった状況を作った詐欺師」のことを 伝えるためのものです。

今でも思い出すと、本当に本当にただただ悲しく、そして腹立たしい。行き場のない怒りがこみあげてきます。

もう二度とこんな奴に騙されないように。

誰も詐欺被害などに合わないように。

数年たった今でもモヤモヤしている気持ちを、ゆっくりゆっくりまとめて行きたいなと思い、ブログに残すことにしました。

私自身が体験した詐欺を、心の負担にならないように少しずつ、ここで話していきたいと思います。

 

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