私は2018年1月18日にアメリカのロサンゼルスで自己破産しました。泣
ある日突然、全く身に覚えのない請求書達が私の元に届くようになり、カード会社から毎日電話が来るようになる。
私は自分が知らない間に借金まみれになっていました。
この話は「私が自己破産をした」という事実より、「私が自己破産せざるを得なくなってしまった状況を作った詐欺師」のことを 伝えるためのものです。
今でも思い出すと、本当に本当にただただ悲しく、そして腹立たしい。行き場のない怒りがこみあげてきます。
なので、出来るだけ思い出したくはないのですが、、、
私自身が体験した詐欺を、心の負担にならないように少しずつ、ここで話していきたいと思います。
詐欺師
実はこの詐欺師(これ以下D)、ロサンゼルス(もしかしたらもっと広範囲)では結構
有名で被害者があまりにも多い(その被害者たちが自己破産までしているかはわかりま
せんが)。
Dをプロの詐欺師として、こいつの悪事を広めるために被害者達が作ったサイトも
ありました(Dの写真付き)
残念ながら、最近そちらのサイトにアクセスしてみたのですが、見つけられませんでし
た。
ですが、私の記憶によると、この被害者たちが受けた被害総額は私とは比ではありませ
ん(ものすごい)。
Dはプロの詐欺師とだけあって嘘が上手く、自分の身を隠すことにも長けています。
Dと私は残念ながら一時でも夫婦関係にあり、詐欺師のDは悪用のために私の情報を色
々と聞き出しました。
ですが、私には一切Dの情報は教えてくれなかった。
あるいは、教えてもらったものは全て噓でした。
とある弁護士の先生に助けを求めたときに、Dの名前を聞かれて答えると、
「何か聞いたことがある名前だ」
と、すぐにご厚意でDの素性を調べ始め(料金が発生するらしい
ですが、弁護士だからできる技)、その情報を全て私に無料で渡して下さいました。
昔、Dに被害にあった人がこの先生に助けを求めてきたことがあるそうです。
(この時点で相当やばいヤツですよね)。
検査の結果、
・10個以上の電話番号
・10個以上のEmail address
・数か所の住所、等
がリスト化され出てきました。確かにスマホは2つ以上持っていたの見たことあるかな
ぁ?
その結果には家族構成や違反、犯罪履歴も出てきて、
「こいつ、かなり悪い奴ですよ」
と弁護士の先生は結果を見ながら言っていました。
そして、
「あなたの名前もそのうち家族構成に載りますよ。結婚しているのだから。」
と言われました。
離婚した今、本当に私の名前も載っているのかはわかりませんが、載っていたら本当に
「最悪」の一言です。。。
詐欺師って?
今、2023年の時点で、日本でも詐欺事件は収まることは無く、詐欺事件は収まりを知り
ません。
でも少しずつでも犯罪者が明るみに出てきています。
そしてもっと早いスピードで詐欺師が摘発されることを祈るばかり。
Dに出会ってから、詐欺という言葉に非常に敏感になりました。
詐欺師っていったい何なんだろう?と。
Dを見ていて思うのは、こういう人達って人間らしい感情が欠けてるんですよね。とて
も人間らしくない。
泣いたりするのかな?何かに感動とかするんだろうか?
信じられないくらいに人のお金をドンドン奪っていくし、そんなことを責められたとし
ても、自分が絶対に正しいと思っている。自分以外の全ての人を見下している。
平気で噓をつく。経歴をごまかす。人を脅す。
それなのに、【寂しがり屋】Dも自分で言っていました。
何か、馬鹿じゃねぇの!って感じ。
Dは詐欺を単独で行っていて、人をいとも簡単に騙すし裏切るのに、人と居るのが好き
みたいです。
【人と居るのが好き】というより、
人が集まる場=人にお金を持っている奴だ!と思わせる絶好のチャンス。見せびらかすための場所。
ってことなんだろう。
金持ってる奴が一番偉い!って心底思ってて、信じて疑わない。
人が集まる場所は(デブでブッサイクでキモキャラの)Dにとって、唯一他人から注目
を浴びれる場だった。。。
優越感に浸りたい!豪遊したい!金持ちと思われたい!って思いが強い。
他人に金持ちだと思わせるためなら何でもする。
だけどね。。。Dはとても哀れでした。
何かあると、「自分を取り巻く友達は…」って自慢気に友達の話をしてましたが、友達
って言ったって、集まってくるには理由がある。
ただDがお金をチラつかせて、自由に好きなだけ飲み食いさせてくれる
し、行きたいところに連れて行ってくれるから。
自分のお金を使うことなく豪遊出来て、コレまた自分たちもSNSでリア充気取ることが
できるしね。
悲しいことですが、【お金持ち】ってだけで人が集まるのは本当ですから。
お金が無くなった途端に容赦なく消えていくけど。。。
特にDの周りの女の子たちを見たときにそう思いました。
Dに見せられた写真やDを通して会った子達は、主にキャバクラで働いた経験がある子
達ばっかりで、それなり可愛かったですが、決してDを男として見て無かった。
こっちから連絡しなければ、相手からお呼びがかかることは無い。
唯一、どこか行きたい時だけDに連絡する。美味しいものを食べたい時だけDを頼る。
だってお金全部払ってくれるから。
だからDと友達な振りをしているだけ。
そんな人たちを友達だ、と何度も何度も嬉しそうに話すDは本当に可哀そうだった。
詐欺師は本当にタチが悪い。悪徳。どうしようもない。
ただ不思議なのが、Dの友達誰一人としてDを疑ってはいなかったと思う。
実際はDを金持ちだって信じ込まされて、騙されていたわけだけど。
結局上辺だけの付き合いだし、Dという存在自体に元々興味がないわけだから、自分に
被害が及ばなければ、疑うまこともしないか。
良い意味で騙されていただけだし、良い思いしかしてないもんね。
私はDに嘘ばっかりつかれて、嫌がらせばっかりされた上に、お金全部盗られちゃった
から、悪い思いしかしてない。
Dを思い出すと心が荒んできます。。。
詐欺師ってお金しか信用できない孤独で可哀そうな人の事です。
終わりに
この話は「私が自己破産をした」という事実より、「私が自己破産せざるを得なくなってしまった状況を作った詐欺師」のことを 伝えるためのものです。
今でも思い出すと、本当に本当にただただ悲しく、そして腹立たしい。行き場のない怒りがこみあげてきます。
もう二度とこんな奴に騙されないように。
誰も詐欺被害などに合わないように。
詐欺師とはどんなものなのか、どれほどゴミのような生き物なのか。
でもそれと同時に、私を信用してくれた人達がいたこと。最後まで支えてくれていた人
達。
数年たった今でもモヤモヤしている気持ちを、ゆっくりゆっくりまとめて行きたいなと
思い、ブログに残すことにしました。
私自身が体験した詐欺を、心の負担にならないように少しずつ、ここで話していきたい
と思います。
※次の話を読みたい人はここをクリック
コメント