帰国は計画的に。20年住んだアメリカから日本へ引っ越し代と航空チケット代が無料に【後編】

アメリカ生活

アメリカから日本に永久帰国。20年住んだのに、日本への引っ越し代と航空チケット代は無料でした。

 

2021年の5月になんとなく、日本への帰国を漠然と考え始めました。

アメリカ歴20年のうち、同じ部屋に16年住み続けた私。

となると、荷物は半端ないはず。。

アメリカに来たときはスーツケースとボストンバック各1個ずつでしたよね?と自問自答。

そんな私が、日本への引っ越し代も航空チケットも自費をかけることなく帰国しました。何ならニューヨークに一週間おひとりさまも楽しみました。

この記事では、日本に永久帰国を決めた私が取った行動により、発生した金銭・お金事情について書いてあります。

この記事の【前編】【中編】についてはこちらをどうぞ。

個人売買による収入

断捨離の普及、こんまり効果により、帰国以前から物を減らし増やさないことを心がけていました。そして2021年5月に日本帰国が頭にちらついて以来、少しずつ時間をかけて、いらないものは捨てるよりも売ってみようと個人売買を【びびなび】【Craiglist】を通して帰国直前まで行っていました。

個人売買ではでは、漫画、本、DVD、家具、キッチン用品、ブランド物などを個人売買に掲載し、結果

10万ほどの売り上げを達成しました!

たった10万?

そう思ったかもしれません。

ですが私が所有していたものなんて、ほとんどが購入から何年も経っていたものなので、売れないも同然と考えていました。もちろん、受け渡し時にはキレイにしてから渡していましたが。

もっと売り上げを伸ばすことも出来たかもしれません。というのは、私はダイソンの掃除機も所有していましたし、新しめのキッチン道具も多少は使用していたので、これらを売ったならきっともっと稼げていたのですが、私がいなくなった後に発生するかもしれない厄介を考えて、ダイソンはその時のルームメイトさんに寄付?。

どうやっても売れなくて、捨ててしまったりSalvation Armyに寄付してその後に購入希望者が現れたりもしましたので、時間がもう少しあれば、合計11万チョイくらいに売り上げられていたかも。

車売買で収入

ロサンゼルスで生活する場合、生活必需品の一つが車です。

もちろん無くても生活できますが、ロサンゼルスでは大抵の人が所有し、私はアメリカ生活ほぼ20年車生活していました。

なので帰国するにあたり、車の売買をしなければなりません。

私の車はTOYOTA車であり、

  • 中古車で2番目のオーナーとして2009年に購入したもの
  • 手放す時点で、製造されてから20年以上
  • 走行距離も想像予定外(ものすごく走っていました)
  • 大した傷はないが、塗装のはがれが激しい

など、リスクを多く感じていたので、破棄しなければならないのかもと思っていました。あるいはお金をかけてすべてを直す。でも、わざわざお金をかけて直したくありません。

ところが!アメリカでは中古車は高く売れます。事故歴がなければの話。

そしてアメリカでは中古車を売るために、Bluebookというものを使用し、車の状態(走行距離など、色々ありますが)を打ち込んで、自分の車の価値を調べるのが通常です。

私もBluebookを使用し調べたのですが、何度調べても価格が20万以上になるのです!20年落ちで、走行距離がとんでもない車なのに!!

そんなに高く売っていいのかなぁ?と気が引けてしまい、18万に設定。

そしてこれもまたまたびびなびで【11月半ば(私が帰国する時期)にアメリカに来るので、どんなものでもいいので車が欲しい!】という投稿を発見し、連絡を取ってみると非常に興味を示してくれて、何度か会話し、あっという間に交渉成立!

20年前に製造された車が希望価格の18万で売れました$$

私の車を18万では高すぎだったのでは?!と思っていたのですが、むしろ、車屋さん曰く、【私の車だったら22万でも安いほう】と言ってもらえました。

大家さんに気に入られて

私は帰国するまでロサンゼルスで約16年、同じアパートに住み続けました。

うすうすは感じていましたが、非常に気に入られていました。

日本人のみなさん、日本人というだけで気に入られることが多いです!!

私は住居している間、決して騒いだり住人に迷惑をかけたりせず、アパート内に何か問題があったらすぐに大家に報告、その他。などを心がけていました。何かあったらというのは、共同のスペース内での問題で、住んでいないとわかりにくい事実などを知らせていました(例えば洗濯機が故障してる)。

自分では普通にしていたことでしたが、家の所有者にとってはやり易い住人だったらしく、11月末を持ってアパートを引き払うことを告げると、【今までで一番良い住人だった】とお褒めの言葉をいただきました^^

そしてここからがまさかの事実!

日本で住居を借りる場合、敷金礼金などが発生すると思います。アメリカでも同じく、住居を借りる前に【デポジット】と呼ばれるものが発生し、これは大体一か月分の家賃と同じくらいの金額を支払います。私は入居前に約13万、支払っていました。

このデポジットはアパート退去時に返金されたりする場合もありますが、大概は改装費として使われるため、返金はほぼなしと考えてください。

私はなんせ16年住みましたので、返ってこないものと当然思っていたのです。が、【ベストな住居人】だった、ということで、信じられませんが全額返ってきました!全額です!!13万ほど!

ルームメイトと二人で住まいでしたので、2で割って6万5千円ほど!しかも送迎のディナーもごちそうしてくれました。うれしい以上になんだか幸せでした。

本当にこれはありえないです!これを読んでくれた方へ。デポジットは返金されるとは決して思わないでください。マジでレアケースです。

16年住んだということは、その場所がそれなりに気に入っていたわけで、潜在意識で周りといい関係を保ち、自分の住みやすい環境を自ら作って暮らそう!と務めた結果だったのでしょうか。

良い環境づくりには、面倒でもちょっとの努力を続けることなんです。

帰国のために得た収入

ということで、トータル収入の発表です。

  • びびなび&Craiglist=10万
  • 車売買で=18万
  • アパートのデポジット=6万5千円 

合計約35万、帰国に向けて稼ぎ出しました!

これは自分なりによく頑張った!!と思います。特に個人売買に関しては忍耐力が必要でした。

今となっては車を売る前に一度行きつけの車屋さんに値段の相談をしておいたなら、もう少し高く売ることが出来たのに!なんていやらしい思いも正直あります。

それから、かなり個人売買を頑張っていましたが、もう時間がないからと処分してしまった、あるいは、日本に帰国してから売買の問い合わせがあった。というところが本当に残念でした。

ただ、何度も言うように、デポジットが全額返ってきたのは、本当にありえないことで、非常にうれしかったですし、16年間、あのアパートに真面目に住んだ証拠かな!なんて思っています。

おわりに

帰国するということは、日常生活に期限付きの大仕事が舞い込んでくるようなものであり、その大仕事のことで頭が一杯になります。そして、大仕事にもかかわらず、報酬がもらえるわけではありません。残念ながら気苦労ばかりが増えます。

ですが、大まかにでも計画を立てながら進んでいくと、思わぬことで収入を得ることが出来ます。

荷物整理中、いる物いらない物と仕分けをし、いらない物=ゴミ、ではなく、いらない物=欲しい人はいる、と考え、手間がかかるかもしれませんが、いらない物の再利用を一度考えてみてください。

一度でも出品商品が売れると楽しくなり、もっと何かないかと探し始めるはず。

自分にとってはゴミでも、他人にとってはお金を払ってでも欲しいものなのです。言い方は悪いですが、ゴミがお金になるのです。

これは、環境にも優しいし、自分のためにも優しいですよ。

私は、帰国を計画的に行った結果、引っ越し代と航空チケット代を無料にすることが出来き、実費を切る必要はありませんでした。

 

ということで、この章は終わりですが、次回は帰国に向けて得た収入の使い道について書いてみようと思ています!

興味のある人は読んでみてね!

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