20年住んだアメリカからお金をかけずに永久帰国。引っ越しは計画的に。⑤

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2021年の5月に20年住んだアメリカはロサンゼルスから、日本への帰国を漠然と考え始めました。

そして帰国したのは2021年11月。

 

アメリカ歴20年ともなると、借りアパート住まいとはいえ、もちろん生活感は溢れており、しかも私は同じ部屋になんと16年住み続け。。。

 

途中引っ越し等をしていれば、定期的に荷物整理が出来たけど、同じ部屋に16年ともなれば荷物は半端ないはず。。

 

「アメリカに来たときはスーツケースとボストンバッグ各1個ずつでしたよね?」と自問自答。苦笑

帰国する際来たとき同様、スーツケースとボストンバッグに荷物を詰め込めば大丈夫!とは行くはずもなく。。。

 

ところが私はそんな状況下にもかかわらず、日本への引っ越し代も航空チケットも、自費をかけることなく帰国しました。

 

この記事では、アメリカから日本に永久帰国を決めた私が、実際に個人売買で物を売った時の体験が書いてあります。

 

今回は番外編・意外な方面から収入があった話/国をまたいでの引っ越しが私に与えた影響について書いてあります。

 

ぜひぜひ、みなさんも参考にしてみて下さい。

 

中古車売買で収入

こういう看板が売りたい車に付いている

 

ロサンゼルスで生活する場合、生活必需品の一つが車です。

 

もちろん無くても生活できますが、ロサンゼルスでは交通機関が非常に不便。

大抵の人が所有し、私はアメリカ生活ほぼ20年車生活していました。

 

住み始めて始めの1年は自転車で生活していましたが、遠出するにもバスが安全ではなく遅い時間に乗ることなんて出来ない。重たいものを購入することも出来ない。

 

特に私は人に気を使ってしまうので、車を持っている人に頼むことも出来ない。

なので車を所有することに。

 

帰国するにあたり、車も売買しなければなりません。

 

私の車はTOYOTA車

  • 中古車2番目のオーナーとして2009年に購入したもの
  • 手放す時点で、製造されてから20年以上経過
  • 走行距離も想像予定外(ものすごく走っていました)
  • 大した傷はないが、塗装のはがれが激しい

 

など、リスクを多く感じていたので買い手を探すよりも破棄をしなければならないのかもと思っていました。

 

あるいはお金をかけてすべてを直す。

 

でも、わざわざお金をかけて直したくありません。💦

 

ところが!アメリカでは中古車は高く売れます。

※事故歴がなければの話

 

値段設定はどうするのか

通常アメリカでは中古車を売るために、Bluebookというサイトを利用します。

車の状態(車種や走行距離など、色々ありますが)を打ち込んで、自分の車の価値を調べます。

 

私もBluebookを使用し調べたのですが、何度調べても価格が25万以上になるのです!20年落ちで、走行距離がとんでもない車なのに!!

 

そんなに高く売っていいのかなぁ?と気が引けてしまい、$1800(約¥21万/2021年当時)に設定(なぜ?)。

 

そしてこれもびびなびを通して購入者を探さないと!と思ったところに!!

 

【11月半ば(私が帰国する時期)にアメリカに来るので、どんなものでもいいので車が欲しい!】

 

という投稿を発見し、連絡を取ってみると非常に興味を示してくれて、何度かメールで会話をし写真を送り。

 

あっという間に

交渉成立!

 

20年前に製造された車が希望価格の約¥21万で売れました$$😄

 

車を引渡す前には車屋さんで【スモッグチェック】をしてもらいます。

 

車屋さんに、「私の車を21万で売るのは高すぎたかな?」と言ってみると、車屋さん曰く、【私の車だったら21万は安いほう】と言ってもらえました。

 

Bluebookだけでなく、私の車の状態をよく知っている人の意見も聞けばよかったなあ。と少し後悔。

簡単に買い手が見つかったから、まぁいっか笑。

 

大家さんに気に入られて

空室のあるアパートにはこういう看板が付いている

 

私は帰国するまでロサンゼルスで約16年、同じアパートに住み続けました。

 

薄々は感じていましたが、非常に気に入られていました。

 

日本人のみなさん、日本人というだけで気に入られることが多いですよ!!

 

私は住居している間、決して騒いだり住人に迷惑をかけたりせず、アパート内に何か問題があったらすぐに大家に報告、その他。などを心がけていました。

何かあったらというのは、共同のスペース内での問題で、住んでいないとわかりにくい事実などを知らせていました(例えば洗濯機が故障してる)。

 

自分では普通にしていたことでしたが、家の所有者にとってはやり易い住人だったらしく、11月末を持ってアパートを引き払うことを告げると、【今までで一番良い住人だった】とお褒めの言葉をいただきました^^

 

そしてここからがまさかの出来事!

 

日本で住居を借りる場合、敷金礼金などが発生すると思います。アメリカでも同じく、住居を借りる前に【デポジット】と呼ばれるものが発生し、これは大体一か月分の家賃と同じくらいの金額を支払います。私は入居前に約$1300(約¥15万)、支払っていました。

 

このデポジットはアパート退去時に返金されたりする場合もありますが、大概は改装・掃除費として使われるため、返金はほぼなしと考えてください。

 

私はなんせ16年住みましたので、返ってこないものと当然思っていたのです。

 

が、【ベストな住居人】だった、ということで、信じられませんが全額返ってきました!

 

全額です!!

約¥15万ほど!

 

ルームメイトと2人で住んでいましたので、1人約¥75000!

しかも帰国前にディナーもごちそうしてくれました。

 

うれしい以上になんだか幸せでした。

 

本当にこれはありえないです!これを読んでくれた方へ。デポジットは返金されるとは決して思わないでください。マジでレアケースです。

 

16年住んだということは、その場所がそれなりに気に入っていたわけで、潜在意識で周りといい関係を保ち、自分の住みやすい環境を自ら作って暮らそう!と務めた結果だったのでしょうか。

 

良い環境づくりには、面倒でもちょっとの努力を続けることなんですね。

 

帰国準備で得た総売上合計$

では、総売上の発表です。

  • びびなび&Craiglist=約12万円
  • 車売買で=21万
  • アパートのデポジット=7万5千円 

合計約40万5千円

帰国に向けて稼ぎ出しました!

 

これって想像以上の出来!

自分なりによく頑張った!!と思います。

特に個人売買に関しては本当に忍耐力が必要でした。

 

連絡途中で音信不通。

取りに来ると約束しておいて現れない。

購入する。と言っておいて「やっぱりやめた」。

 

こういう人には沢山出しました。

 

心残りは、車を売る前に一度行きつけの車屋さんに値段の相談をしておいたなら、もう少し高く売ることが出来たのに!なんて。

 

それから、かなり個人売買を頑張っていましたが、もう時間がないからと処分してしまった、あるいは、日本に帰国してから売買の問い合わせがあった。というところが本当に残念でした。

 

ただ、何度も言うように、住んでいたアパートのデポジットが全額返ってきたのは、本当にありえないことで、非常にうれしかったですし、16年間あのアパートに真面目に住んだ証拠かな!なんて思っています。

 

帰国にかかった総費用

帰国に向けて稼ぎ出した総額は上記の通り。

 

では、帰国にかかった総額はどれくらいだったのか?

 

片道航空券=$444.2

引っ越し代=$2407(船便)

合計$2851.2

約37万円(2021年11月当時)

 

私が帰国した当時はコロナ禍だったので、PCR検査や日本に着いてからの公共交通機関の使用などは出来なく、代行サービスを使わないといけなかったので、実質もう少しかかってますが、約8万円のプラスとなったꉂ😁ってことになります。

 

国をまたいでの引越しを経験して

この引越しを通していい意味で物欲が無くなりました

 

欲しい!と思うことが減り、買い物に対して非常に慎重になりました。(食材などは別ですが)

 

欲しいものがあっても即決はせず、しばらく時間を置くようにして衝動買いを減らせました。

服もシンプルだし決して流行は追わない。単に日本で売られている服が私の好みではないことが大きいですが。

収集グセももうないです(昔はペッツに漫画、推しが出ている雑誌にCD、大好きなキャラクターグッツ。眼に映るものなんでも欲しがった)。

 

今はただ欲望にまかせて購入するのではなく、本当に必要としているかをよく考えて購入できるまでに成長しました。

 

だって処分するのって大変だし、購入時の一瞬は宝物でもその後は見向きもしないし、ただのゴミとなることを良く学んだから。

 

帰国してからは、日本に置いてあった渡米前の私の所有物はメルカリで沢山売りましたし、今でも出品中です。

メルカリ開始1年半で30万円近く稼いだと思います。

 

今でも個人売買は大好きです。

 

今まで購入しては捨てていたことを考えると、お金の無駄遣いがひど過ぎでした。

 

これからもこのままシンプルに生活していきたいです😀

 

おわりに

今回はアメリカから日本帰国にあたり、番外編・意外な方面から収入があった話/国をまたいでの引っ越しが私に与えた影響をまとめてみました。

 

今では【断捨離】、【ミニマリスト】なんて言葉が普及し、【人生を豊かにする方法】としてそれらがトレンドになっています。

アメリカでは【こんまり】「konmari」を「整理整頓」という意味の動詞で使われていたり。

 

私自身はミニマリストとは言えないけれど、この経験が大いに役立っていると思います。

 

物を減らすというのは、物を購入する何倍も労力が必要で時間がかかるもの。

むやみに物を買わなくなったし、特に自分ひとりで動かせないものは家電でない限り不必要だと思っています。

 

そしてただでさえ引越しというのは普段の生活をしながら、プラスで仕事を片付けて行かなければいけなく、非常に面倒なも。なのに私の場合は国をまたいでの大掛かりな大仕事でした。汗

この大仕事のことで毎日頭が一杯でした。

 

引越しは大仕事にもかかわらず、報酬がもらえるわけではなく、残念ながら気苦労ばかりが増えます。

 

そんな中私は、少なくとも半年前くらいから、大まかにでも計画を立てて進めていくことによって、思わぬことで収入を得ることが出来ました。

 

荷物整理中、いる物いらない物と仕分けをし、いらない物=ゴミ、ではなく、いらない物=欲しい人はいる、と考え、手間がかかるかもしれませんが、いらない物の再利用を一度考えてみましょう。

 

一度でも出品商品が売れると楽しくなり、もっと何かないかと探し始めるはず。

 

自分にとってはゴミでも、他人にとってはお金を払ってでも欲しいものなのです。言い方は悪いですが、ゴミがお金になるのです。

 

これは、環境にも優しいし、

自分のためにも優しいꉂ😁。

 

次回は番外編:帰国を考えてからの半年間の流れ/好まれるアパートの撤去法についてまとめていきます。

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