アメリカのロサンゼルスで自己破産 弁護士との過程と期間

この記事では、弁護士の先生からのメールを元に、自己破産の過程と、かかった期間について書いてあります。

 
アメリカでは自己破産のことを
「フレッシュスタート」
と呼びます。
 
ネガティブなイメージは少なく、
「再出発」
というイメージです。
 
 
私はフレッシュスタートのために、アメリカで自己破産しました。

 

 

 

 

個人破産申請

裁判所へ破産申請の決定前後のプロセス

 当時、弁護士の先生から頂いたメール(少し手を加えてあります)

 

      電話または面談での相談

私の弁護士の先生の事務所は、

私の家の近所でしたので、

大切なミーティングの時はなるべく電話ではなく、

事務所に出向いていました。

 

法律や申請の書類など、

無知の私には面と向かって話を聞いた方が分かりやすかったです。

 

      幣事務所から情報及び書類の提出を戴く為に下記の書類を添付

              1            Personal information (2 pages) (個人情報)

              2            List of documents required (提出必要書類のList)

              3            Monthly expense (経費)

              4            Monthly income (収入)

              5            Personal properties (資産のList

              6            List of debts (負債のList)

              7            Questionnaire(質問) (3 pages

     8      Business Income and Expenses (過去12ヶ月間のBusinessの情報)

 

      契約書を送付

 

      契約書にサイン 

弁護士費用のCheckと共に返送

 

      上記(2)を完成後、返送

 

      幣事務所で提出書類のreview

 

      幣事務所で負債内容の調査

負債のための自己破産なので、

ここの確認は先生と共に、

何度も何度も確認しました。

 

      法律で決められているCredit Counselingをし終了証書を取得(申請前)

 

      申請書完成後、サイン

その際$306の裁判所申請費の支払い

 

10    幣事務所でon-line申請

申請した時点で、

毎日毎日かかってきていた銀行とクレジットカード会社からの、

支払い催促の電話が止まりました。

 

11    Hard Copyで申請書及び添付書類を裁判所へ送附

A4の用紙で全部で50枚はあり、かなり分厚くなります。

 

12    債権者会議(341A Hearing)に出廷(通常 申請後4週間後)

先生と一緒にロサンゼルスダウンタウンにある裁判所に出向き、

誓いをして、破産することを宣言しました。

(先生は私の通訳、と言った感じで同席しました)

 

13    法律で決められているCredit Counselingをし終了証書(申請後)

その場で判決が下されます。

 

14    もし債権者会議が継続された場合は2回目の債権者会議に出廷

私の場合は再出廷することはなかったです。

 

15    幣事務所は裁判所及び管財人(Trustee)との交信を継続

以後は全て先生にお任せしました。

 

16    裁判所からDischarge Notice(負債義務免除の判決)を待つ(約23ヶ月)

 

17    郵送でDischarge Notice(免責判決)到着

すでに判決は出ていましたが、

【自己破産完了】のレターが届きます。

 

18    すべて終了

 

 自分で口外しない限り、【自己破産】したことは誰にも知られません。

 

 

 

 

自己破産にかかった期間

2017年9月に自己破産を決意

2017年12月に自己破産を申請

申請から4週間後の

2018年1月に裁判所に出廷

2018年4月か5月に(記憶が曖昧)に判決が出て全て終了

 

長い道のりだった気がしますが、

書いてみると案外、

短期間で準備して終了してましたね。

 

 

 

 

自己破産をするのなら

 
自己破産には負債をチャラにできるものと、できないものがあります。
 
 

 破産申請により免責されるもの

              Credit Cardの負債

              担保が入っていない負債(unsecured loan

              家財道具一式

              

              家(Equity$100,000位以下、夫婦の場合は$175,000以下

              55歳以下は$150,000以下)

 

破産申請により免責されないもの

              Student Loan received from Government

              Gambleで出来たLoan

              詐欺行為により敗訴した判決

              税金

              離婚者の配偶者扶養費及び子供の養育費

              DUIによる死傷事件の賠償金   

 

 

 

 

自己破産の内容を確認

上記のように負債を整理できる、できない、

があります。

 

自分が請け負っている負債をしっかり確認してから

弁護士の先生に相談してみてください。

 

そして、相談するのであれば一日でも早い方がいいです。

 

 

私は、元旦那が私名義で作った借金をしょうがなく払っていました。

 

いいですか?

 

私は一切使っていない、知らない間にできた私名義の借金を、どうすることも出来なく、泣く泣く支払っていました。
 
私の場合は、離婚申請のためにお願いしていた先生が、
たまたま自己破産の専門でもあったため、
先生から勧められて自己破産の経緯を辿りました。
 
不幸中の幸いとはこういうことで、
支払わなくていいお金を支払わない方向に
早めに持っていくことが出来ました。
 
あの時、ほかの弁護士の先生にお世話になっていたら、
今でも借金を払い続けていたかもしれません。
 
そう思うとゾッとします。
 

 

私の弁護士の先生は日系の先生であり、

日系(難しい法律の専門用語を日本語で説明してくれる)で自己破産を取り扱っている先生は多くはないそうです。

 

ロサンゼルス付近で自己破産を考えている方、

敏腕弁護士をお探しでしたら、

ページをスクロールして一番下にある

「お問い合わせ」

からメッセージをいただければ、

お答えしますよ。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました