アメリカで自己破産 破産申請の経緯・メリット・デメリット

私は2018年1月19日に、アメリカのロサンゼルスで自己破産しました。
 
この記事では、私が自己破産を申請することになった経緯と、実際に自己破産をして感じたメリット・デメリットについて書かれてあります。
 
私の結婚相手がロサンゼルスでは有名な詐欺師で、
相手はそれを隠し、私と結婚しました。
 
  • 不正に使われたクレジットカード
  • マイナスになった2つの銀行口座
  • 公共料金の滞納
など、
全て私の名前で行われていたため、
私は知らないうちに莫大な借金を抱えていました。
 

 

 
 
借金に困っていた私に、
弁護士の先生から
【個人破産をして債務を$0にする】
提案をいただきました。
 
 
 
 

自己破産

支払いの滞納

当時の私は、刑務所にいる相手との離婚について、

弁護士の先生に相談をしていました。

 

その会話では、相手によって不正に使われてしまった借金の支払いをしていること

も伝えていていました。

 

相手の借金のせいで、離婚申請を後回しに借金払いをしたこともありました。

 

こんな生活がいつまで続くのか?

 

毎日毎日、銀行とクレジットカード会社から支払い取り立ての電話。

 

私は決して高給取りではない。

それなのに働けど働けど、お金は全て相手が作った借金の支払いに消えていく。

お金はないのに、利子がドンドン付いていく。

 

そんな中、予想外のメールを弁護士の先生から受信したのです。
 
 

 

 

自己破産を提案される

先生からもらったメール(一部変えてあります)。

 

今後のStepは下記があると存じます。

 

1 簡易離婚を申請する

     CCの債務は其の儘 残る

2 通常離婚を申請する

     相手が作ったCard負債は全て相手に責任を取らせる。

(離婚協議書に入れ判決を貰う。 ただし判決は出るがこの判決を相手は実行するとは思わない)

 カイ(私)様が個人破産をして債務を$0にする。

 

個人破産の費用は

法律事務所費     $2,500

裁判所申請費 $355

Credit Counseling Certificate費     $100

 

これをすれば負債は$0になる

但し 簡易離婚申請はしなければならない。

 

 

自己破産という考え

正直、最初はビビりました。

 

【自己破産】なんて私にとっては【犯罪者】並みに聞こえの悪いワードでした。

 

最悪のレッテルが張られ、もう二度と、普通の生活は望めないのではないか?

まともな仕事を探すことも出来ないのでは?

もう恋愛も諦めなければならいのか?

 

とにかく考えられる悪いことをいっぱい考えていました。

 

だけれど、

 

【負債は$0になる】
 
この言葉はデカかったです。
 
信頼している弁護士の先生が、
 
これ以上不幸になるような選択を、私に勧めてくるだろうか?
 
そう思った私は、自己破産でのメリットを調べることにしました。
 
 
 
 

自己破産のメリット

弁護士の先生が語るメリット

 

1、負債がゼロになる

2 、個人のクレジットを再構築することができる

3、 コレクションの電話・手紙が止まる

4 、家庭内の経済が良くなる

 

と言われています。

 

 

私が実感したメリット

支払い催促の電話が止まる

【スゴイなあ。】

と実感した1番のできごとは、

 

自己破産申請をした途端、申請したその日から、毎日毎日かかってきていた銀行とクレジットカード会社からの、支払い催促の電話が止まった

 

ことです。

 

これは破産が成立する前の話です。

 

電話が本当にしつこくて、

絶対に出ませんでした。

 

この電話で留守電メッセージがパンパンだったらしいです。

私に留守電を残そうとした知り合いが言っていました。

 

これ以来電話がトラウマで、

未だに電話はほぼ出れないし、

着信音にもバイブにも設定できません。

無音です。

 

心臓がバクバクしますから💦

 

 

支払いをストップ

弊事務所との 契約書サイン後はCredit Card及び他のLoanの支払いはすべてStopしてください。
 
【自己破産をする】
と決めた直後に弁護士の先生からもらったメールの一部です。
 
私を散々苦しめてきた支払いをする必要がなくなりました。
 
嬉しかったですね☺️
 
やっと少しずつお金を貯めていくことができます。
 
 

ストレスと不安の軽減

お金がすべてではない

 

とよく言われますが、

結局世間が一番心配していることってお金なんですよね。

 

仕事はしていたので、少しは収入がありましたが、

生活費+山のような借金で本当に首が回らない状態でした。

 

稼げど稼げどお金がなくなる。

 

本当にキツかったです。

 

一番の悩みの種であった、私が作った訳ではない借金の支払い。

これをもう二度としなくていい!

ということが、私をストレスから解放してくれました。

 

これから少しずつでも貯金ができる。

 

もう二度とこんなことが起こらないように生きていこう!

 

と誓いました。

 

 

 

 

自己破産のデメリット

弁護士の先生が語るデメリット

1、 Credit Bureauに記録が10年間載る

2、 申請後は8年間再申請する事はできません

3、 車が買いづらい・・・・

          条件がきついだけで問題無し

4、 家が買いづらい・・・・

          条件がきついだけで問題無し

5 、アパートや家の賃貸がしづらい

 

と言われています。

 

 

私が感じたデメリット

費用がかかる

個人破産の費用は

法律事務所費     $2,500

裁判所申請費 $355

Credit Counseling Certificate費    $100

 

約3000ドルかかります。

 

お金が無いと自己破産ができない。

 

お金が無い状況でこの金額は痛かったですが、

もし破産しなければ、

これ以上の金額、

この金額の何倍も支払い続けることを考えたら、

【逆に安い】

と考えました。

 

ビザ申請と比べたら全然安いし、結果も確実性があるので無駄になりません。

 

 

ほかになし

私には取られるような財産はありませんでした。

 

クレジットカードは作れなくなりますが、

【sesured card】というのを銀行で申請すれば、

のちのちにクレジットカード問題は解決することは、

弁護士の先生から聞いていました。

 

ですが、

 

しばらくはクレジットカードに関わりたくない。

 

と思っていたので、

secured cardを作ることはありませんでした。

 

実際に自己破産をして、

 

自己破産はデメリットよりもメリットの方が勝る

 

と感じました。

率直な感想です。

 

自己破産した人はみんな同じことを言うのではないでしょうか

 

もちろん、しないに越したことはないんですけどね。

 

 

 

 

自己破産を経験して

私はあのまま借金の支払いを続けるより、

自己破産して本当に良かったと思っています。

 

自己破産を勧めて下さった弁護士の先生には、

とても感謝しています。

 

ほんとうに生活が楽になり、

ストレスも激減し、

自由に使えるお金が少しでもあることに幸せを感じます。

 

私の場合は、

悪い奴にはめられて多額の借金を負うことになってしまいましたが、

お金のない状況を幾度となく経験して、

お金の大切さが本当に身に沁みました。

 

信用していた人からされた悪事だったので、

人付き合いは今でもなるべく避けてしまいますが、

結果、無駄遣いが減りました。

 

イメージが悪い

 

だけで、自己破産の本当の意味を知らずに、

先生からの助言を受けないでいたら、

きっと今でも大変な思いをしていたのでは?

と思うとゾッとします。

 

何でも先入観で決めつけるのは良くないことだと実感した経験でした。

 

私の弁護士の先生は日系の先生であり、

日系(難しい法律の専門用語を日本語で説明してくれる)で自己破産を取り扱っている先生は多くはないそうです。

 

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