ロサンゼルス20年経験者が暴くアメリカアパート事情

 

あこがれのロサンゼルス生活

 

【アメリカに住む】となった時、一番先に想像するイメージの一つはシットコムのドラマの主人公たちが住んでいる家。見たことありますか?

すごくオシャレで色使いもカラフル、そしてカッコいい!

みんな大きくてきれいな家に住んでいますよね!

あなたもアメリカに住むのだったら、あんな家に住みたいですよね☆

果たしてアメリカのアパートメント事情はどんなものでしょうか。

ロサンゼルス20年の経験を元に、ドラマや映画で使用されるアメリカの家事情を見ていきます。

 

【フレンズ】

ニューヨークが舞台。

モニカ(レストランでシェフ)とレイチェル(始めはコーヒーショップでウエイトレス)はルームメイト。

チャンドラー(簡単にサラリーマンとしておきます)とジョーイ(役者志望、ほぼ無収入)はルームメイト。

特にモニカとレイチェルの部屋は広くてバルコニー付き☆

どちらの部屋も2ベッドルーム1バスがうかがえました。

セントラルパークが出てきたのを見たので、場所的にマンハッタン?!

ニューヨークのマンハッタンはアメリカでも1,2を争う高級地域。アパートも通常上の階になればなるほど家賃が上がります。

モニカたちとチャンドラーたちは同じフロアですね。最上階ではないものの、かなり上の階に住んでいたのは間違いなし。

日当たりや広さは見ての通り、モニカたちが圧勝。一度、部屋を交換する争いをして、モニカたちはチャンドラーたちに負けてしまいました。

 

今でこそモニカたちのアパートは家賃月130万以上となっています(フレンズのおかげで観光名所にもなったことと予想される)が、当時でも(20年前)、一人20から30万はしたのでは?きっともっとしたはず。チャンドラーたちのほうがチョイ安めの設定になります。

いずれにしてもマンハッタンのど真ん中に部屋を借りられるほどの経済力は✖、で間違いないかと。

仮に、支払えないほうの家賃を誰かが片持ちしていたのでは?

もちろん無理。非現実的💦

ここは親パワーかな**4人そろって甘やかされていたのか?!

全然節約生活には見えなかったし、しょっちゅう人を招き入れてはパーティーしていました。サンクスギビングにはブラピも来ましたね☆

 

【フルハウス】

舞台はサンフランシスコ

こちらはIT企業が密集している地域として今ではアメリカで一番家賃が高いと言われています。

サンフランシスコの昔のイメージをそのまま持っている人は、町が汚い、ホームレスが多い!なんて意見も聞いたりもしますが。

今では、大企業に勤めても家賃でほとんど収入が消えてしまう、という悲しい声も。

ドラマが始まったのは1987年であり、3家族で構成されていて、住人はテレビのキャスター、ミュージシャン、コメディアン、など経済面でサポートしてくれそうな家族が多い。

サンフランシスコでは家賃が沸騰し続けていて、今でこそフルハウスの家は$5億する家となっていますが、40年ほど前では可能だったのかもしれません。

 

実際、私の叔母は、世界一曲がりくねったストリートとして有名なランバート通りのすぐ近くに家を持っていますが、その家の購入は1980年前後と考えられ、しかもたった一家族で住んでいます。

ですが、今現在の2022年にサンフランシスコのフルハウスの場所に家を購入するのは無理だと考えたほうが無難です。

サンフランシスコには、これこそサンフランシスコ!と思わせる外観の家が観光名所の一つとなっているため、内装を変えることが出来ても、外装を変えることは難しいようです(てか、出来ない)。

昔から根付いているイメージを損なうことのないよう、厳しく規制された家はアメリカにはたくさんあります。

フルハウスのオープニングで流れる【ペインテッドレディ】と呼ばれる家(同じような見た目の家が一列に並んでいる)は、まさにいい例であり、その家の昔ながらの並びがサンフランシスコの経済を支えている一部でもあるので(それを目的に来る観光客が多い)、見た目的にはきれいでも実はかなり老化していると考えられます。

その家の前は公園になっていて、とても景色が素晴らしいのです。みんなあの家の写真を撮っています。

そして、ドラマを見ていると勘違いしますが、実はこのペインテッドレディとフルハウスの家は歩いて30分くらい離れています。公園の前にある【ペインテッドレディ】の並びに、フルハウスの家はありません✖

 

【ラ・ラ・ランド】

ロサンゼルスのハリウッド。

役者志望の女の子たち(4人?)で借りているアパート。でもミアは役者志望ではありますが、当時はコーヒーショップ店員 (ワーナーブラザーズカンパニー内の)

どこもそうなのかもしれませんが、ベッド数が多くなると家賃が安くなる。つまり、シングル$1000,1ベッド$1400、2ベッド$1800、3ベッド$2400など。ざっくりした例えなので、実際はもっと高い。

でもミアはとりあえずコーヒーショップ店員。一杯$10もしないコーヒーに望めるチップはほぼないに等しい。主に時給のみで稼いでいると考えられます。

流行っているレストランのウエイトレスなら、素晴らしいチップがもらえるので、もっと収入の見込みはあるのだけれど(本当にとても稼げます)。

いつオーディションが入るか、となるとフレキシブルな環境での仕事が必要。きっとこのコーヒーショップは多少の理解はしてくれたのかも(?)。

乗っている車はプリウス。けど、結構最新。リース?

ワーナーブラザーズカンパニー周辺は非常にお金持ちが多いエリアです。すぐ近くにウォルトディズニーカンパニーもあります。

ランチ時はわんさか人でにぎわっているので、もしかしたらコーヒーショップ店員でも、少しはましなチップが望めるのかも。

そんな状況下で、4ベッドルームの部屋を借りる(しかも4ベッドってあまり聞かないな、3ベッドまではよくあるが)、としても、ハリウッドなのでやっぱり一人$1000以上くらいは出していたのでは。

それか、3ベッドを借りて、ミアではない誰かがリビングに住んだ。というところでしょうか。

私の勝手なアメリカアパートの感想

あこがれのアメリカでオシャレな生活するんだ!って夢を抱いているそこのあなた、YOU!

先に言っておきます。

日本の家のほうがキレイで快適です。

これに限っては、私が東京のマンションに住んでいるので、こちらと比較してなのですが。

 

アメリカでも日本のタワマンみたいなアパート(アメリカでアパートはマンションのこと)は、たっくさんあります。

こういうアパートはまるで高級ホテルのようで、廊下はカーペットで掃除が行き届いており、施設が整っていて、ジム付き、ジャグジー&プール付き、プールサイドではBBQが出来たり、バーのようなラウンジがあったり、ましてはバレットパーキングだったりするところもあり。

まぁ、この感覚はおいといて。

フレンズのようなアパートに住みたい!ってやっぱりあれはドラマの世界であり、おとぎ話です。

 

あるとしたら、

【Unbreakable Kimmy Schmidt/アンブレイカブル キミーシュミット】ニューヨークでキミーとタイタスが住んでいた部屋(大した仕事してない、けど部屋がかわいく装飾されている)、狭くて汚く、ほぼ地下。

【Seinfeld/となりのサインフェルド】のジェリー(ニューヨークでスタンドアップコメディアンをしていて、一人暮らし。贅沢さは無)。こじんまりとしている1ベッド。

結構現実的だと思いました。

 

私にはサンフランシスコで叔母の元に住み、アメリカの大学の寮に住み、ホームステイを2件回ったことも、友達とアパートを借りてルームシェアしたことも、一人暮らしの経験もあり。

私の経験から言って、アメリカのアパートは、ニューヨークでもロサンゼルスでも、一般家庭の日本人留学生が住めるようなところは大体、アパートが建てられてから年数が経っていて、そのため立て付けが悪く、虫が多い。。。

韓国や中国の留学生はたいがいものすごいお金持ちなので、良いところに住んでいますが。

安いところでもリビングはかなり広めですよ!

ただ、私が訪れた友達の家など通して、家が大きい広い、狭い小さい関係なく、アメリカ人は、装飾、小物使いなど、家の中をデコレートするのが本当に上手いな!と思いましたし、今でも思っています。

キレイに掃除されている、ということよりも、家の中を魅力的に見せるのが上手!

家のいたるところに家族の写真や絵画が飾ってあり、高価(あるいはなぜか高く見える)な食器やグラスを使いこなしています。

小物の使い方にセンスが光っています。

殺風景、や、チープって思ったことは無いです。逆に物がいっぱいあるのが快適に見えてしまう不思議さ。

いつも考えるのだけど、何かが根本的に違うのです。すべてが洋風だからでしょうか。

日本だと、どうしてもどこかに【和】が入ってきてしまうから、日本人には表現できない【洋】があるのでしょうか?

それにしても、アメリカ生活にはとても憧れます!

理想的なアメリカ生活、オシャレで色使いもカラフル、そしてカッコいい!大きくてきれいな家に住みたい!

という場合、大きい家、や、きれいな家、などは関係なく、装飾品のセンスを磨くのが大切なのだと思いました。

アメリカ人というより、西洋人の小物使いを勉強すると、日本住まいの私の家も、あなたの家もきっと西洋風になる!とブログをまとめていて思いました。フムフム。

自分の憧れの思考がはっきりわかっていないと、どこに拠点を置こうが、結局は【何か思っていたのと違う】、という感想を抱いてしまうのですね。

アメリカ生活はちょっと難しい、、と思っているならば、西洋の装飾技術を研究して、ところどころ取り入れてみると、日本に居ながら日本とは違った洋風な生活を楽しめるはず^*^

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